墓石・お墓のリフォーム

墓石・お墓のリフォーム

 墓石・お墓は必ずしも強固ではありませんので、経年による損傷や消耗を避けることはできません。石材の接着面がはがれてしまったり、外柵(墓石・お墓の囲い)の損傷が激しいような場合には、墓石・お墓のリフォームをおすすめします。外柵の部分的な修復や積み直し、石塔の積み直し、基礎の再施工、地震に対する補強工事など、様々なケースに対応しておりますのでお気軽にご相談ください。墓石・お墓のリフォームはご先祖様への供養につながると共に、免震・耐震施工を施すことにより、地震に備えての重要な安全対策にもなります。

リフォーム例

当社で施工したリフォーム案件の中から、おすすめのリフォーム例をいくつかご紹介させていただきます。

  1. リフォーム例

    汚れや雑草が目立ち、階段石も崩れてしまってお参りのしづらかった墓石・お墓をリフォームしました。墓所全体に板石を敷き詰めたことにより雑草も生えず、雨の日でも汚れを気にせずにお参りできます。段差のきつい階段は、足腰の弱い方でも登りやすいよう、バリアフリー法に準じて約12センチの段差に作り直しました。また、代々祀られてきた古石塔は、一部傷みの激しい石材を新しく作り直しきれいに洗浄することで、堂々とした佇まいを取り戻しました。メインとなる石塔に刻む文字ですが、『○○家之墓』と刻まれるのが一般的ですが、脈々と家系の続く墓石・お墓では『先祖代々之墓』や『先祖累代之墓』が多く用いられます。『先祖代々』が直系のご先祖様のみを意味するのに対して、『先祖累代』は縁のあるご先祖様すべてを意味する言葉であることから、直系以外のご先祖様も多く祭祀されているこちらの墓石・お墓では『本家先祖累代之墓』と刻みました。

    • 詳細①

      代々の古石塔は、ひな壇を設け整然と配置してお祀りしてあります。

    • 詳細②

      安全にお参りできるように、かたむいた階段を撤去してゆるやかな勾配の階段につくりかえました。

    • 詳細③

      「難を転ずる」という意味にも通じる縁起の良い南天の木は、場所を移さずそのまま保存しました。

    • 詳細④

      正面に『○○本家先祖累代之墓』と刻んだメインの石塔は、裏面が故人の来世への旅立ちを記録できる台帳としての役割を果たすよう、幅広のタイプとしました。

  2. リフォーム例

    お参りのしやすい墓所にするため、メインとなる石塔は「雛壇」とよばれる参道よりも一段高くしたスペースの中央に設置。立ったまま楽な姿勢でお参りできるようになりました。また、上座にあたる右手には省スペースに優れた供養塔「一石五輪塔」を設置。ご先祖様への供養対象を一本化することで、お花や線香を何ヶ所にも手向ける手間が軽減されました。墓所内に散在していた先祖代々の石塔やお地蔵様は、「奥の院」とよばれる墓所内でもっとも位の高いとされる奥側のスペースにまとめて配置。後々のお手入れが楽になるよう十分な空間を確保しながら、同時に耐震加工も施しました。広々とした敷地と高さを存分に活用し、見た目の豪華さだけではない、大変機能的な墓所へと生まれ変わりました。

    • 詳細①

      墓所全体の高さの調和をはかるため、メインの石塔には関東型4段積みではなく、東北地方の一部で標準和型に用いられている5段積みを採用しました。

    • 詳細②

      古く汚れたご先祖様の石塔も、薬剤洗浄で見違えるほど綺麗になりました。

    • 詳細③

      門柱の位置を奥に下げ、隣接する墓所とのスペースを広げることで、ゆとりのある空間となりました。

    • 詳細④

      ご先祖様が作った大切な墓石・お墓の一部を記念として墓所の土留めに再利用いたしました。

    • 詳細⑤

      メインの石塔の裏側にスペースを設けることで、お掃除のしやすさと塔婆立ての使い勝手を追求いたしました。

    • 詳細⑥

      ご先祖様が作った大切な墓石・お墓の一部を記念として墓所の土留めに再利用いたしました。

  3. リフォーム例

    墓所の手前にあった植栽スペースを解体し、参道にあたる階段三段を撤去することで墓所内のバリアフリーを実現いたしました。また、墓所内には雛壇を建設、向かって中央の雛壇には石塔を、右側面の雛壇には墓誌やお地蔵様、そして左側面の雛壇にはご先祖様の古石塔をリフォーム以前の配置で据付け、三方其々に立ったままお参りできるよう工夫を施しました。

    • 詳細①

      参道にあたる階段は全て解体撤去しバリアフリーを実現。また、墓所内には全て板石を敷き詰め、雑草の生えない清潔感あふれる墓所へと生まれ変わりました。

    • 詳細②

      墓所内の盛土上に雑然としていた古石塔の数々…。雛壇上の台座に整然と並べることで墓所内に一体感が生まれました。

    • 詳細③

      三方に雛壇を建設し立ったままのお参りを可能にしました。

  4. リフォーム例

    先人たちの様々な思いが込められた墓石・お墓ですが、木製の外柵は月日とともに傷みが目立つようになり、コンクリートの土台はひび割れ、倒壊の恐れもあることからリフォームすることとなりました。利用できる石材はできるだけ再利用し、慣れ親しんだ外観のイメージを損なわないようなデザインとすることで代々の思いを継承しています。もともと敷地の広い墓所ですが、外柵に「玉垣(たまがき)」を採用したことで、より一層空間に広がりをもたせた開放的な墓所となりました。昨今は総板張りの墓所が人気ですが、あえて白御影(茨城県産稲田石)製の砂利を敷き詰めることで、清涼感と和の雰囲気をかもしだしています。

    • 詳細①

      墓所右手の古石塔やお地蔵様には、それぞれに花立や香炉を据え付けることでお参りしやすくなりました。白い砂利を敷き詰めたことにより石塔が引き立ち、雨の日のお参りでも足元がぬかるむ心配もありません。

    • 詳細②

      入口階段から墓所奥にかけての参道は既存の石材を洗浄して再利用。これまでお参りに通われた先人たちの思いも受け継がれています。

    • 詳細③

      通常よりも幅広で収容量の多い塔婆立を設置することで、将来的に塔婆が増えても余裕を持って対応することができます。

    • 詳細④

      ひび割れた土台は倒壊の恐れがある為、耐久性に優れた御影石で組み直しました。

  5. リフォーム例

    隣接の墓所への配慮もあり境界には「玉垣(たまがき)」と呼ばれる格子状の外柵を採用。外柵自体に隙間をつくることで周辺の墓所との調和を図るとともに、開放感のある墓所を実現いたしました。

  6. リフォーム例

    墓所が傾き倒壊の恐れがあるため、基礎から再施工。また左右の植栽や土砂が付着した玉砂利を撤去し、墓所全面に板石を敷き詰めることで、お掃除のしやすい墓所を追求いたしました。

ページの先頭へ戻る メニューを開く メニューを閉じる